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国内の資源業界で過去最大の投資ブームが訪れている一方で、労働市場全体を見ると、資源や建設、関連サービス業界を除けば、今後数カ月間は活気がみられないとの見方が強まっている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。
オーストラリア・ニュージーランド(ANZ)銀が先ごろ発表した5月の求人広告数は前期比6.5%減となり、0.4%減だった4月から減少幅が拡大した。年率では8.3%増と、昨年下期にみられた30%増から大きく減速している。
ANZ銀のポリジェニス上級エコノミストは、今年後半には雇用状況が改善するものの、金融危機前の資源ブーム時に見られたような雇用増加は期待できないと指摘。「現在の労働市場は資源や建設、関連サービス業界に支えられている状況で、製造や小売り、観光業では活気がない」と話している。
ただ、ウエストパック銀のスマーク上級エコノミストは、雇用状況が一時的に停滞状態にあるものの、資源ブームが全国的な労働市場で力を発揮する可能性があると分析。「最も人口の多いニューサウスウェールズ州の労働市場が、資源業界での投資拡大による恩恵を引き出すことができるかがカギになる」と述べている。
■90年前半以来の落ち込み
また、正社員数が1990年代前半のリセッション(景気後退)期以来の落ち込みを見せている。家計消費の減少や豪ドル高に伴い、民間企業が人件費の削減で対応しようとしていることの表れとみられる。
政府統計局(ABS)によれば、5月の雇用は7,800人(0.1%)増の1,144万500人。うち正社員の数は2万2,000人減の802万100人、パートタイム労働者の数は2万9,800人増の341万3,500人で、正社員の減少をパートタイム労働者の増加が補う形となった。失業率は4.9%、労働参加率は65.6%で、いずれも前月と同じだった。
過去2カ月で正社員は約8万人減少しており、2009年3月以降で最大の落ち込みを見せた。これ以前には、景気後退期にあった1991年7月に同水準の減少を示している。
第1四半期の国内総生産(GDP)成長率が前期比でマイナス1.2%を示したことに加え、4月の雇用者数の統計が前月比2万9,400人減と修正されたこともあり、豪連邦準備銀(RBA)は7日、6カ月連続で4.75%の政策金利を据え置くと発表している。
国家統計局は14日、今年5月の消費者物価指数(CPI)が、昨年同月比で5.5%上昇したと発表した。上昇幅は今年に入って以来では最高で、34カ月ぶりの高さ。当局が目標とする4%を8カ月連続で超過した。追加利上げなども視野に入れた、さらなるインフレ対策が求められる一方で、景気減速への懸念も表面化しつつあり、当局は難しいかじ取りを迫られそうだ。
地域別での5月CPI上昇幅は、都市部が5.3%、農村部が6.0%。項目別では食品価格が11.7%の上昇と、引き続き全体を押し上げており、食品以外の上昇幅は2.9%にとどまった。深刻化する干ばつ被害などを受け、食品価格の上昇は今後も続く可能性が高い。
1〜5月のCPIは昨年同期比5.2%の上昇。当局が目標とする4%前後を大きく上回る状態が続いており、目標達成には黄信号がともり始めている。ただ同局の盛来運・広報担当官は5月のCPIについて、昨年同月比での上昇幅は高い水準となったものの、前月比での伸びは落ち着きつつあるなどとし、当局の引き締め策が一定の効果を上げていることも強調した。
5月単月の工業品出荷価格指数(PPI)は昨年同月比6.8%の上昇で、前月から横ばい。1〜5月では昨年同期比7.0%の上昇となった。
5月の工業生産額(一定規模以上の企業対象)は昨年同月比で13.3%の増加。伸び幅は前月比で0.1ポイント縮小した。1〜5月累計の伸び幅は昨年同期比14.0%で、伸び幅は1〜4月からさらに0.2ポイント縮小しており、伸び幅の落ち着きは鮮明になりつつある。
同局が発表した、その他の主要経済指標は◇1〜5月の固定資産投資総額=9兆255億元(約111兆5,900億円、昨年同期比25.8%増)◇1〜5月の不動産開発投資=1兆8,737億元(34.6%増)◇1〜5月の社会消費品小売総額=7兆1,268億元(16.6%増)――などとなっている。
2011年6月13日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国高級品市場の急成長を取り上げた。女性の高所得者が新たな市場を形成しつつあるという。環球時報が伝えた。
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イタリアの高級車メーカー・マセラティは昨年、中国で400台を売り上げたが、買い手の30%が女性だったという。米国や欧州では女性の買い手は2〜5%程度。中国市場は明らかに異なる傾向を見せている。
マセラティ関係者は「男性が女性にプレゼントしていると思われている方が多いようですが、私たちの調査によると買い手の多くは成功している女性実業家。自分へのプレゼントとして購入されています」と話している。
米コンサル大手マッキンゼーの調査によると、2010年中国の高級品市場は150億ドル(約1兆2000億円)に達した。うち女性向けの比率は50%を越えている。2008年時点で女性向けの比率は45%で、その成長ぶりがうかがえる。(翻訳・編集/KT)
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